コンバージョンAPIを数分で簡単に設定。 媒体CPAは25%以上の抑制に成功


美容医療クリニックを中心としたコンサルティング業務、支援を行うメディカルフロンティア。
同社はサードパーティーCookieの廃止に向け、コンバージョンAPIの必要性を感じていたものの、知見や工数不足から実装を進めることに課題を感じていました。
そのような中で、タグの書き換えだけで実装ができる設定の手軽さや、導入コストの安さを評価いただきCAPiCOの導入を決定。
結果としてCAPiCO導入後に運用が最適化された結果、媒体CPAは25%以上抑制することができました。
今回は、CAPiCO導入前後を振り返りながら、メディカルフロンティア大島様に率直な感想を伺いました。
必要性は早くから認識していたものの知見がなく手詰まりに
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まずはご担当されているお仕事の概要からお聞かせください。
- 大島様 :
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当社では美容医療クリニックを中心としたコンサルティング業務、サポート支援を行っています。その中で私は、FacebookやInstagramなどの広告運用を担当しています。ユーザーの反応を見ながらターゲティングを行ったうえで、適切な広告を配信できるように日々取り組んでいます。
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CAPiCO導入以前にはどのような課題を抱えていらっしゃいましたか?
- 大島様 :
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サードパーティーCookieの廃止に向けた動きが国際的に加速しており、GoogleやAppleといった企業ではいち早く規制に向けて取り組んでいます。そうした中、Meta社ではサードパーティーCookieに替わるコンバージョン計測技術であるコンバージョンAPIによる連携を推奨しています。
コンバージョンAPIの実装の必要性は早くから認識していたため、データを正確に計測するためにも、規制直前になって慌てることがないように、早い段階で取り組みたいと考えていました。
ですが、チーム内にはこうした領域に知見を持つメンバーがおらず、どう進めてよいのかわからない状態だったのです。自社開発による実装という手段もありましたが、知識を有する人員がいないため現実的な選択肢とは言えませんでした。
わずか数分で設定完了、圧倒的な安さも魅力
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API連携のツールは他社でも展開されています。そうしたツールと比較する中、CAPiCOの導入に至った経緯をお教えください。
- 大島様 :
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いくつか他社のツールとも比較しました。そうした中で重視したのは、計測基盤の信頼性と導入の金額感です。いずれのツールも導入費用が高く感じる一方、設定のための工数がかかることがわかり、導入しづらい状況でした。また、これまでにお付き合いのない会社のツールでは、どの程度効果が発揮されるのか、という懸念を持っていました。
一方CAPiCOは、他社と比べて価格が圧倒的に安く、その上タグの簡易的な書き換えだけで実装でき、工数負担も少ない点が魅力的でした。加えて当社では従来から広告効果測定ツールに「アドエビス」を採用していたことも影響しています。アドエビスでは計測不備によるコンバージョンのズレが少なく、信頼性の高いツールであることを実際に触っていたので把握していました。アドエビスと同じ会社が展開しているという信頼性の高さも決め手になりました。
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導入までの流れについてお教えください。

- 大島様 :
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簡易なタグを管理画面上で1回設定するだけで、設定そのものは数分で終わりました。複数媒体にも対応しているため、媒体ごとの対応は不要でした。そこから2〜3週間程度でデータが反映されています。設定さえしてしまえば、あとはこちらで操作することはありません。エンジニアリングに関する専門的な知識がない中でも、自分たちで簡単に設定できるので助かりました。自社開発でサーバーの設定から行うとなると、正直やりきれなかったと思います。
スピーディーな実装でも媒体CPAは25%以上も抑制
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導入で得られた効果についてお教えください。
- 大島様 :
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コンバージョンAPIの実装前後比でシグナル量が20%以上増加しています。これにより最適化が促進され媒体CPAは25%以上抑制することができています。最適化の精度が上がることによる、CPAの精度や配信最適化の精度の向上にもつながっているのではないでしょうか。
また、専門的な知識や人員を必要とせず、コンバージョンAPI連携を実装できたことは大きな成果です。内容を理解してさえいれば数分で設定も終わりますし、運用も必要なく自動的に反映され、簡単に設定できたのでよかったと思います。Cookie規制が進む中、コンバージョン計測に欠かせない「CAPiCO」は、広告運用者にとって欠かせないツールなのではないでしょうか。
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コンバージョンAPIが無事連携できたことを受けて、今後の広告運用の展望についてお聞かせください。
- 大島様 :
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当社の広告運用は、Cookie規制に対する課題を認識しつつもどう対処していいのか分からず、不安な毎日を過ごしていました。ですが今回のコンバージョンAPIとの連携ができたので安心して運用に取り組める環境が整ったと思います。ですのでここから半年程度かけて、配信手法や対象商品のラインナップを増やすことで、さらにもう一段上のステージに拡大させていきたいと思います。
※ イベントのマッチングクオリティ(EMQ Score)は、サーバーイベントとともに送信されている顧客情報パラメーターが、イベントのMetaアカウントへのマッチングにおいてどのくらい効果的であるかを10段階で示したもの。詳細はこちらをご覧ください。
CAPiCOは反映までスピーディーでした
Meta JapanとしてCAPiCOでの実装は初めてでしたが、反映までに他ツールで数ヶ月かかるケースもある中、CAPiCOは2〜3週間と非常にスピーディーでした。さらに設定の工数がかからず簡単な印象を受けました。その上で高いイベントのマッチングクオリティ※も実現できました。今後も数値の改善が期待できると考えています。
Meta日本法人 Facebook Japan合同会社 朴 様